【むくみでお悩みの方必見!】むくみの原因・対処方法・注意点などについて徹底解説
こんにちは。にし予防整体院で院長をしている西口幹大です。
今回はむくみについて解説をしていきます。
こんな方にオススメの記事です
- 長年のむくみでお悩みの方
- 靴下を履いた痕でお悩みの方
- 夕方になるとむくみがひどくなるのが気になる方
- むくみを改善したい方
- など
是非、参考にしてみてください。
目次
むくみとは?
何らかの原因で身体に水分がたまった状態。
血液中の水分が血管の外にしみ出した状態で、少し専門的な言葉では「浮腫(ふしゅ)」ともいいます。
皮膚を指で押したら通常元に戻るのですが・・・皮膚が押された状態から戻らない状態です。
腫れ(はれ)とむくみの違い
■腫れ
見た目は腫れていて体の中に炎症が起きている状態で、腫脹(しゅちょう)とも言います。
・腫れている部位を押しても凹まない
・炎症(腫れ、赤み、痛み)を伴う
■むくみ
・むくんでいる部位を押すと凹む
・基本炎症などは伴わない
・衣類などの締め付けにより痛みを感じる
むくみのメカニズム
私たちの体に必要な酸素や栄養は、心臓から血液(水分)によって体の隅々にまで届けられます。
そして届け終わった後は、細胞から作られた二酸化炭素や老廃物を受け取って、心臓に戻ってきます。
この時、筋肉が動くことで血流を促し心臓に血液が戻されますが、動かないことで血流が悪くなって体内に残ることでむくみにつながってしまいます。
デスクワークの多い人が、夕方になると脚がパンパンになるのは、下肢の筋肉を動かさなかったために、足の血流が低下して体内に水分が残ってしまうからといわれています。
むくみの原因
- 長時間の同一姿勢・運動不足
- 水分・塩分のとりすぎ
- 体の冷え
- 女性ホルモンの変動
- 薬の副作用
- 栄養失調
- 病気
▪️長時間の同一姿勢・運動不足
立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢で過ごすことが多い仕事は、血液を心臓に戻すふくらはぎのポンプ作用が弱くなり、血流が下半身に滞りがちに・・・。
夕方になると足がむくむのは、1日中血液が下半身にどんどんたまってしまったのが原因です。
▪️過剰な水分・塩分
体には、体内の塩分やアルコール濃度を一定に保つという機能があります。そのため、塩分をたくさん摂取すると、体の塩分濃度を薄めようと、体内に水分を溜め込むようになります。
▪️体の冷え
血管や細胞が冷やされることにより、血液の循環の悪化をきたし、むくみとなります。
▪️女性ホルモンの変動
女性の場合は、月経周期によるホルモンの関係で、月経前の時期には体に水分をため込みやすくなり、むくみやすくなるということも。
▪️薬の副作用
胃腸薬や非ステロイド系抗炎症薬、抗菌薬(抗生物質)、降圧薬、中枢神経に働きかける薬、抗がん剤、モルヒネ、うつ病やてんかんの薬、副腎皮質ステロイド薬
男性ホルモン薬・女性ホルモン薬、甘草を含む漢方薬などといった副作用がむくみを引き起こします。
薬を飲み始めてからむくみがひどくなった方は薬の副作用が原因かもしれません。その場合は医師に相談しましょう。
▪️病気
<心不全>
心臓は全身に血液を送る役割があります。心臓が機能しないことで血液が全身を巡らなくなり、血流が滞ることでむくみが出ます。
その他動悸、息切れ、疲労感、倦怠感などの症状などが出ます。
<腎不全>
血液をろ過して尿として排出できなくなりむくみが生じます。その他、高血圧、疲労感、食欲低下、吐き気、貧血、不整脈などの症状を伴います。
<肝硬変>
肝臓が硬くなり、タンパク質が合成できなくなることで、血管から血管外へと水分が漏れ出し、むくみが生じます。
<その他>
甲状腺機能低下症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫など
▪️栄養失調
栄養素の中でも特にタンパク質が不足すると、血液中にアルブミン(タンパク質)が不足し、全身のむくみの原因になります。
むくみの解消法
病気ではないけれど、不快を感じるほどのむくみが起こったら、下記の方法を試してみましょう。今日からすぐできるものなので、ぜひ試してみましょう。
■温める
むくみのある部位を温めましょう。入浴などで全身を温めるのもオススメ。
顔にむくみのある場合は、ハンドタオルを水で濡らして絞り、電子レンジで1分ほど加熱(機種によって時間は調節を)。作ったホットタオルを、顔に乗せて温め、顔の血行を促し、むくみを解消。メイクののりもよくなります。
■マッサージ
顔・手・首の場合:すべりのよいクリームを顔全体と首、手につけてマッサージを行います。
- 顔の中心から外に向かって、手のひらでやさしく顔をさする。
- 耳から鎖骨にむかって首のサイドをさするように流します。その後、鎖骨の上にあるくぼみを、ゆっくりと押してみます。
- 足のむくみを取る場合は、足先からももに向かって行います。足首やひざの裏、足の付け根など、関節まわりもむくみやすいので、しっかりマッサージしましょう。
■運動
ストレッチやエクササイズをすることで血流を良くしていきましょう。座ったり寝た姿勢で運動する場合は、足を高く上げた位置で行いましょう。
- うつ伏せで膝の曲げ伸ばし
- 足を上げて足首まわし
- 爪先立ち
■食事
「カリウムの多い食材を摂る」
代表的な食材は、バナナやリンゴ、メロン、すいか、きゅうり、冬瓜、あずき、柿、血管を緩めるマグネシウムも含む海藻類なども摂りましょう。
逆に「塩分のとりすぎ」「糖質に偏った食事」「お酒の飲む量」はむくみを悪化させるため気をつけましょう!
※腎臓の機能が低下している場合には、カリウムを含む食材は控えるべきなので、主治医に相談してください。
こんなむくみは注意!!!
- 急に症状が出た場合
- 全身のむくみがひどい
- むくんだ部分を押して、へこみがすぐ戻ってこない
- 薬を飲んだ後、急にむくみはじめた
- 呼吸まで苦しい
- 急激に体重が増えた
- 関節が痛む
- 発熱が続いている
- 脈がはやくなった・おそくなった
- 疲れやだるさがひどくなった
- 以前より寒がりになった
- 下肢静脈瘤がある
- 肝臓、腎臓、心臓の持病があってむくみが悪化した方
むくみを「ツライ」と感じたり、むくみが出た原因が心配な場合は、自己判断せずに、かかりつけの病院を受診しましょう。
まとめ
- むくみは体の水分で冷たくなりやすい、腫れは炎症で熱をもちやすい
- 食べ過ぎ・飲みすぎなどの不摂生や塩分とアルコールのとりすぎ注意
- 同じ姿勢や運動不足の方はむくみに注意
- 洗顔、ホットタオル、運動、マッサージまたは食べ物摂取など気を付けることで対策できる
- いつものむくみと少し違って他の症状も見られる方は病院に受診へ
今回はむくみについてお伝えしました。
むくみでお困りの方は、当院に一度ご相談ください。
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