【頭痛、肩こり、不眠でお悩みの方必見!】自律神経って何?80代の方でもわかるように解説してみた。
こんにちは。にし予防整体院で筋膜整体士をしている西口幹大です。
現代の日本人は、仕事、家事、育児の忙しさ、運動不足、食生活の乱れ、人間関係によるストレスなどにより自律神経が乱れている方が多いと言われています。
また、自律神経の乱れにより引き起こされる体の不調で悩まれている方も少なくはありません。
今回は、自律神経の基礎についてお伝えしていきます。頭痛、肩こり、不眠でお悩みの方は参考にしてみてください。
目次
1.自律神経とは?
自律神経とは、自分の意志とは関係なく自動的に働く神経のことです。
呼吸、循環、消化、生殖、排泄など生命維持に必要な機能を調節しています。
「自分の意志で心臓や肺を動かしてみてください」「胃の中の食べ物を止めたり動かしたりしてみてください」
できないですよね。これは自律神経が働いているからなんです。
逆に、手足の筋肉は自分の意志で動かすことができます。これは体性神経が調節しているからなんです。
以上のように、人間の体は大きく分けて自動的に働く神経「自律神経」と意識して働かせることができる「体性神経」によって成り立っています。
2.自律神経の働き
自律神経には2つの神経が存在します。それが、「交感神経」と「副交感神経」です。
【交感神経】
・身体を活発にする神経
・交感神経が働くと、心臓の働きが高まり→血管が広がり→全身の血流が良くなり→手足の筋肉まで血液が行き届きます。
全力で走った後や階段を勢い良くのぼった後を想像するとわかりやすいかと思います。
【副交感神経】
・身体を休める神経
・副交感神経が働くと、胃腸の機能が高まり→食べ物の消化が高まります。
ご飯を食べる時は副交感神経が優位に働きます。
まとめると、日中の運動や仕事のときは交感神経が優位に働き、食事時や寝る時は副交感神経の働きが優位になります。
2つの神経は拮抗関係にあり、交感神経の働きが強まると副交感神経の働きは弱まります。
逆に副交感神経の働きが強くなると交感神経の働きは弱くなります。
交感神経と副交感神経のバランスを整えることが大切!どちらかが働き過ぎると身体の不調が起きるんです。
3.自律神経が大切な理由
さきほどお伝えした通り自律神経は生命の維持に必要不可欠です。
もう少し掘り下げると、人間には生命維持のためにホメオスタシスという機能があります。
自律神経はこのホメオスタシスのひとつで、外部環境が変化しても身体を一定の状態に保とうとします。
例えば、最近の日本は異常気象や昼夜の気温差などが問題になっています。
こういった外部環境の変化から身を守るために、私たちの身体は血液の流れ、内臓の動き、体温などを一定に保とうとします。
体温が大体36度台を維持できているのもホメオスタシスの機能なんです。
自律神経を含むホメオスタシスの働きを高めることが健康への近道なんです!
4.まとめ
・自律神経は生命を維持するのに必要不可欠
・自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成る
・交感神経は、身体を活発にする神経で日中や運動時に優位に働く
・副交感神経は、身体をリラックスさせる神経で睡眠時や食事時に優位に働く
・自律神経を含むホメオスタシスの機能を高めることで病気の予防が期待できる
今回は、自律神経の基礎についてお伝えしました。次回は自律神経が乱れると身体にどのような問題が生じるのかお伝えします。
その他、予防に関する記事も投稿していますので気になる方はご覧下さい。