【変形性膝関節症による膝の痛みでお悩みの方必見!】理学療法士が変形性膝関節症(症状、原因、治療、予防方法)についてわかりやすく解説してみた】
こんにちは。にし予防整体院で筋膜整体士をしている西口幹大です。
今回は、変形性膝関節症について徹底解説します。私は10年間理学療法士として病院に勤務してきました。
そこでは、変形性膝関節症による膝痛のある方や手術後のリハビリを数多く経験してきました。
現在、当院でも50〜70代の方で膝の変形+膝の痛みでお悩みのお客様が数多くみえます。
そんな膝の痛みでお困りの方のために今回は変形性膝関節症について解説していきます。是非参考にしてみてください。
今回はこんな方にオススメの記事です。
- 膝の痛み+膝に水が溜まっている方
- 歩くとき、階段の上り下りで膝の内側、外側に痛みのある方
- 病院で膝の痛み止めの薬と注射でその場しのぎをしている方
- 人口膝関節置換術(TKA、UKA)後に反対側の膝の痛みでお悩みの方、又は後遺症があると感じている方
- 膝の痛みの原因が軟骨のすり減りと思っている方
目次
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症とは、膝の関節の軟骨がすり減り(内側か外側)にのり歩行時の膝の痛みが出現する病気です。
上の写真の方のように日本人は膝のO脚変形の人が多いとされています。実に7〜8割がO脚なんです!
このような方は変形性膝関節症になりえる可能性があります。
しかし、変形しているからといって必ずしも痛みが出るわけではありません。
もちろんO脚とは逆にX脚の方も存在しています。X脚により変形性膝関節症の手術する方もみえます。
症状
【男女比】
1:4 (女性に多い)高齢者になればなるほど変形性膝関節症になりやすい
【初期症状】
立ち上がり、歩き始めなど動作の開始時に痛み
【中期症状】
正座や階段昇降が難しい
【末期症状】
何もしなくても膝の痛み、明らかな膝の変形がある、膝が伸びない
痛みを我慢すると膝の状態は悪化する一方です。初期症状のある方は一早く予防に努めましょう!
原因と病態
膝関節の中にある関節軟骨の老化、肥満や素因(遺伝子)が関与しています。また、骨折、靭帯損傷、半月板損傷、外傷、化膿性関節炎などの後遺症で膝関節の変形が引き起こされることもあります。
当院では上記の原因に合わせて以下の原因があると考えています。
- 足関節、股関節の関節可動域の低下
- 膝周囲の筋力低下
- 膝周りの筋膜のかたさ
- 膝以外の筋膜のかたさ
- 股関節を使えていない歩き方(膝歩き)
よく軟骨がすり減って膝が痛くなるという話を聞きますが厳密には違います。
なぜなら関節軟骨には痛みを感じる神経がないからです。
姿勢や動きの偏りにより膝への負担が蓄積する→関節軟骨がすり減る→膝関節の変形(骨棘、滑膜増殖など)→関節包、半月板、筋膜、脂肪などが刺激される→痛みが出る
私の経験上、膝の痛みのほとんどが筋膜のかたさであることが多いと思っています。
なぜなら、筋膜には痛みを感じる神経、血管、運動に関わる神経が豊富に存在しているからです。
筋膜をほぐす事で筋肉に力が入りやすくなり、関節への負担も減ります。
他にも膝以外の場所の筋膜に傷がついたり、運動のしすぎにより硬くなった筋膜は膝の筋膜にまで影響を与えることがあります。
当院では変形性膝関節症のある方、膝の痛みを抱えている方に対して筋膜をゆるめる施術が有効だと考えています。
筋膜について詳しく知りたい方は下の記事をご参考ください。
当院ではカウンセリング、姿勢・動きの評価により膝の痛みの原因を全身から探し、その上で施術方法を選択しています。
診断
・問診と診察、触診で膝の状態や痛みの確認
・関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べる
・レントゲン、MRIで検査
治療
※ここでは治療についてご紹介しますが詳細は省略します。
【症状が軽い場合】
痛み止めの内服、湿布薬、膝関節内にヒアルロン注射
【上記の治療で良くならない場合】
手術治療を検討。関節鏡手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工関節置換術など
医師の処方は、薬、注射、手術が基本です。これは、痛みを和らげる、変形を外科的手術により正すものです。痛みの根本的な改善が必要と感じている方はリハビリ、整体など他の選択肢を探すことをおすすめします。
予防方法
・太ももの前の筋肉を鍛える
・足首と関節の動きを良くする
・正座や深いしゃがみ込みは避ける
・肥満の方は減量する
・膝歩きではなく股関節歩きを意識する
・かたくなった膝周りの筋膜をゆるめる
・膝の痛みが強い方は杖や手すりを使用する
変形性膝関節症の診断を受けたからといって諦めなくて大丈夫!お困りの方はいつでも当院にご相談ください。
まとめ
- 変形性膝関節症は中年の女性に多い病気
- 変形性膝関節症の原因は筋膜のかたさであることが多い
- 初期症状のある方は早めに予防することが大切
- 膝の変形が悪化した場合は手術が適応されることがある
- 予防方法を実践することで変形性膝関節症の進行を防ぎ悪化予防にも繋がる
今回は変形性膝関節症について解説しました。変形性膝関節症と診断を受けた方や膝の痛みでお悩みの方の参考になれば幸いです。
お困りの方は一度当院にご相談ください。周りでお悩みの方がいたら教えてあげてください。
その他、予防に関する記事も投稿していますので気になる方はご覧になってください。
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